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『博物学の欲望 - リンネと時代精神』は生物学史を専門とする松永俊男の新書である。博物学の世紀と呼ばれる18世紀、カール・フォン・リンネの時代が紹介される。1992年、講談社現代新書で発刊された。 リンネの生涯をおいながら、世界のすべてを分類しつくそうとするリンネとその協力者、後継者たちが紹介される。植物分類体系の歴史、学名の命名法の歴史も概説される。 ==紹介される生物学者、博物学者== * カール・フォン・リンネ - 1730年、23歳で『植物の婚礼序説』を書き、翌年から植物の雄しべと雌しべの数を綱(クラス)としその下に目(オーダー)、属(ジーナス)を設ける分類をはじめる。1735年『自然の体系』を出版した。1741年からウプサラ大学で教え、後継者を育てた。 * ジョン・レイ - イギリスの医師、博物学者、フランシス・ウィラビとともに動植物の完全な目録の作成をめざした。『植物誌』などの編著者。 * ツルヌフォール - フランス、パリ植物園長『基礎植物学』(1694年)を出版、花弁の形などで22の綱、700の属に分類する体系をつくる。 * アントワーヌ・ローラン・ド・ジュシュー - フランスの植物学者 * アウグスト・アイヒラー - ドイツの植物学者、現在の分類体系の大枠を作った。 * ジェイムズ・ペティヴァー - イギリスの収集家 * ハンス・スローン - イギリスの収集家、ジャマイカの博物誌で有名になった後、イギリス内外の収集家のコレクションを購入し大英博物館が設立されるもとになった収集品を集めた。 * ビュフォン - 全44巻の『博物誌』の編著者で『博物誌』はベストセラーとなった。リンネの分類学を批判した。 * ジョージ・クリフォード - オランダ東インド会社総裁、私設の動植物園を作り、リンネを援助した。 * ヨハン・ファブリチウス - リンネの弟子で昆虫学の分野でリンネの体系を発展させた。 * フレデリク・ハッセルキスト - トルコ、パレスチナの調査・採集を行い、トルコで病死する。 * ペール・レフリング - スペインで植物の調査をした後、南米調査団の植物部門の責任者となるが、ヴェネズエラで伝染病で病死。 * ペテル・フォルスコール - デンマークの調査団としてアラビアを調査するが、イエメンでマラリアに罹り病死。 * カール・ペテル・ツンベリー - 1775年から1776年の間、日本に滞在し、1776年には江戸に旅した。1784年に『日本植物誌』を著し、800点の日本の植物を記載した。日本の植物を採集したヨーロッパの学者としてケンペルとシーボルトも紹介される。 * 伊藤圭介 - 『泰西本草名疏』でリンネの分類大系を紹介する。 * 田中芳男 - 自然分類の大系を紹介し、小規模な動植物園をつくる。 * J.E.スミス - リンネの没後、リンネ標本を購入し、イギリスに運んだ。ロンドン・リンネ協会を設立し会長となる。 ------ * ルドルフ・カメラリウス - 実験によって種子の形成に花粉の必要なことを示す。 * ヘルマン・ブールハーフェ - オランダの医学者、セバスチアン・ヴァイアンの『花の構造』の出版を援助 *テオプラストス - 紀元前300年ころの著書『植物誌』が伝えられており植物学の祖と呼ばれる。 *ディオスコリデス -『薬物誌』の著者 *ギャスパール・ボアン スイスの本草学者、1623年、『植物対照図表』を書き6000種の植物を記載する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「博物学の欲望 リンネと時代精神」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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